自由な旅人ケイちゃんです。
高校の同級生が二泊三日の予定で横浜の地に上陸。
初日は私と横浜デート。
次の日には河口湖までバスで移動し学生時代の仲間と会うそうな。
彼女の歩みはとてもゆっくり。
9~10年前のこと。
急にLINEの既読がつかなくなり「何かあったんだ」と嫌な予感がするも、親御さんも既に他界しており、彼女からの連絡をひたすら待つ日々となった。
ある日「生きてるよ」と5文字のLINEが届く。
直ぐに返信するも既読にならない。
再び、彼女からの連絡を待つ日々。
とぎれとぎれの文章が届いた。
「脳出血で倒れたこと、リハビリのこと、退院したら会いたい」と。
今すぐにでも岡山に向かいたかったが「退院したら」の文字が私を立ち止まらせた。
今は、誰にもみられたくないんだよな、きっと。
しばらくして連絡がきた。
「家に戻った、会いたい」
すっとんで行った。
彼女は右半身麻痺で片脚に装具を付けている。
倒れたときのこと。
身体が全然動かなくて泣いた日々のこと。
泣いちゃいられない現実に気づいたこと。
理学療法士に恋をしたこと。
恋は盲目というが(※ちょっとニュアンス違うかもな)、恋って生きる原動力になるようだ。
理学療法士、作業療法士等、多くの医療チームが段階的にリハビリ指導をしてくれるんだが、彼がいたからどんなに辛いリハビリも頑張れたと言う。
写真をみると息子ぐらいのカワイイ男の子。
恋をするのもイイかも💛
私は、旅の途中に岡山に立ち寄るようにした。
傷病手当金のこと。
雇用保険のこと。
障害年金のこと。
デイサービスに通っていること。
しかし、ここは私の居場所ではないと強く感じたという。
「ここで、うかうかしとれんわ」
彼女らしい!
まだまだ、これからですもん。
社会復帰することが一生のリハビリだと言った。
ハローワークに相談に行き、時間はかかったが仕事が決まった。
仕事と生活が安定した2年前。
「今度は私が会いに行くで」と連絡がきた。
はじめての一人旅。
身体のこともあり大変用心深い。
旅の前には予行演習。
事前に岡山空港まで行って歩いてみる。
航空券の発券の仕方をスタッフに聞いてみる。
事前学習を終え、一人でできるモンとなったが、空港内スタッフに「羽田空港は複雑なので誰かに来てもらった方がイイ」と言われたと。
はい、もちろん私が参ります。
羽田空港内を楽しみたいと言うので、ウロウロと。
普段は離着陸の為に利用しているので空港内をあまり知らない。
知っているのは自分の中で定番中の定番のここ。
THE HANEDA HOUSEで、飛行機をみながら話し込んだ。
今までと全く違う事務仕事に四苦八苦していること。
雇ってくれた会社に感謝していること。
大きな目で見守ってくれる同僚がたくさんいること。
散歩(歩くことがリハビリ)を楽しみ、サンマルクカフェまで行って一人でのんびり過ごす週末の朝のこと。
日々、人に感謝することの大切さを彼女から教わったようだ。
そして今年は新幹線で横浜へ。
「これに乗りたい」と写真が届いた。
YOKOHAMA AIR CABIN
世界最先端の都市型循環式ロープウェイ。
2021年に何度か乗ったが乗るなら夜が綺麗。
「乗るなら夜の方がキレイだよ」と言うてみたが、夕方にはホテルに戻ってゆっくり休みたいと。
実は案内すると言っても羽田も知らないが横浜もあまり知らない(-_-;)
自分の中の定番中の定番コースYOKOHAMAを回るとするかな。
馬車道の宿泊ホテルで待ち合わせ。
アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉
ホテルのロビーは七夕仕様。
私「みなとみらいのど真ん中のホテル、カッコええ✨」
彼女「格安で一泊5,450円だから決めた」
彼女「格安部屋だから展望はないよね」
彼女「寝るだけだからカーテンも開けんし」
次の日の朝、届いたLINE。
【今朝の教訓】
カーテンは一度は開けるべし
人間は失敗から学ぶ。
私は関東在住で横浜に宿泊することはないと思うけど、あのお値段で景観が望めるなら
アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉の宿泊はありだと思います。
ゆっくりとした歩みではあるが、常に前向きで、一度っきりの人生を楽しむことに挑戦している彼女を見習っていきたいと思う日々。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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