ほっこり、まったり、ふんわりな日々

食べるの大好き!寝るのが大好き!筋トレ大好き!旅が大好き!やりたいことは全部やる、職業「事務員 兼 母」のつぶやきです。

日本一美しい廃線跡に行くために~幻想的で心休まる場所

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自由な旅人ケイちゃんです。

ふとみたSNSの1枚の写真から始まった一人旅。

倉吉観光MICE協会主催の国鉄倉吉線廃線跡ウォーキングオープンデーに参加するため鳥取県倉吉駅前のホテルに宿泊しました。

山陽・山陰地方は温泉地が多く「玉造温泉」や「皆生温泉」等は全国区で地名が知れているのでは?

山陰に行くと言ったら、

「温泉どうだった?」温泉入っていません。

「どこの温泉旅館?」格安ビジネスホテルです。

「海の幸はどうだった?」ほぼ菓子パン生活でした。

友人からの声を完全無視した、ただただ歩くだけのツアーです。

鳥取県倉吉市倉吉駅から倉吉市関金町の山守駅まで、約20キロを結んでいた国鉄倉吉線は、国鉄再建法の施行により1985年3月末で廃止となりました。

この廃線跡を歩いてみたい。

「温泉入らんと、どこが楽しいねん?」って声が聞こえそうです。

集合場所「関金都市交流センター」に向かうため倉吉駅バスターミナルから7時50分発のバスに乗りこみます。

※1時間に1本のバス便です。

車窓から見えるのどかな風景。

このバスへ乗っていたのは、私を含め5人でしたが、その5人が全員ツアー参加者でした。

ほとんどの方は、自家用車もしくはレンタカーなんでしょうね。

関金温泉のバス停から集合場所まで先頭を歩いている人に続きます。

ここで関金温泉の宣伝を。

とっとり旅 【公式】鳥取県観光旅行情報サイト

実はとっても若い頃、この小さな温泉街に泊まったことがあります。

関金温泉のお湯は古来よりその美しさゆえ「白銀の湯」と呼ばれています。

現在、宿泊できる施設は3ヶ所。

有名温泉街特有の派手さはありません。

ちょっとさびれた感じの景色に風情を感じる温泉街で宿も少なくゆっくり過ごしたい人向けだと思います。

バス停から徒歩5分。

集合場所が見えてきました。

関金都市交流センター(集合場所)

こちらの施設には、会議室や多目的ホールがあり地元の方々が活用されているのではと思われます。

スタートは、9時30分。

交流センター正面玄関前にて出発式と称しまして簡単な説明がありました。

ウォーキングは2班に分かれ班ごとに行動します。

私が入った1班は総勢16名。

恐らく2班もそれぐらいですのでこのツアーの人気がうかがえます。※定員40名

ガイドツアーの良さって、見るべきポイントや知らなかった歴史を学ぶことができること。

ただボーっと歩いていても全然分からんもん。

事前に送付されていた歩くルートです。

私の移動手段等を書き込んでいたので、黒く塗りつぶしております。

1班のガイドさんはデビューして1年ほどの新人さんでした。

新人さんならでは良さがたくさん。

このツアーの為に、かなり勉強されており、また自分で事前準備をされたオリジナルの写真等を使いながら親切かつ丁寧なご案内でした。

蒜山三座

岡山県鳥取県の境、中国山地の大山連峰の東に位置し、蒜山を象徴する3つのコブ(上蒜山中蒜山下蒜山)がみえます。

旧関金駅跡

かつての駅前通りから駅があった場所を眺める。

倉吉線の廃線に伴い1985年に廃駅となりました。

駅前自治公民館

公民館は今も健在。

地元のご年配の方は、今でもここが駅前だとおっしゃるそうです。

様々な思いが交錯するんでしょうね。

駅舎は解体、線路跡は県道45号線として舗装されています。

廃線跡までは、この舗装された廃線跡(と言うのでしょうか?)を歩きます。

県道45号線の突き当たりから突然現れるレール跡。

ここから周りの景色を眺めながら廃線跡を歩き続け、スタートから3㎞地点にある臨時観光案内所でトイレ休憩です。

ここから先には、お手洗い等がありません。

案内所には、記念スタンプやかつての倉吉線の写真やビデオ、またお土産物や飲み物の販売がありました。


日本の原風景ともいえる田園地帯の中を進みます。

途中から線路が消える。

再び現れた線路はアスファルトで埋まっていました。

続いて線路らしい線路が現れますが、すぐ横の道路を歩きます。

突然ガードレールが現れ線路が途絶えました。

道路からみると、ここに橋がかかっていたようで線路の橋台が残っていました。

そして、いよいよ泰久寺駅跡から竹林の中へと入っていきます。

ここから全員ヘルメット着用。

ガイドさんのお話だと決して危険な場所に入るわけではなく、ヘルメットはあくまで雰囲気作り。これ大事ですよね!

確かにワクワク、ドキドキします。

また、一般の観光の人との区別をつけるためなんだそう。

一般の人はトンネル内に入る事ができません。

これはツアー参加者だけの特典です。

泰久寺駅跡

ほとんど文字が見えないぐらい年季が入っていますが、実はレプリカなんだそう。

本物は記念館内に大切に保存されています。

「レプリカの方が、いい感じに古びて駅跡の雰囲気にぴったり。」とガイドさんはおっしゃっていました。

巨木が枕木を押し上げる。

自然の圧倒的な力に人間はかなわない。

きれいに枕木が残っている場所や朽ちてしまった場所。

枕木の再利用はできないもんなんだろうか。

考えながら歩いているうちに私がみた写真の場所が目の前に広がりました。

線路をまたぐ木々と、立ち並ぶ竹林がとっても幻想的。

元々、線路内には3本の竹が伸びていましたが、現在は2本。

そのうちの1本は既に朽ち支えてもらっている状態でした。

橋の跡もありました。

そしていよいよ山守トンネル入り口。

ここからはツアー参加者のみ入れるエリアです。

懐中電灯を照らしながら107mのトンネルを探検!

トンネルを抜けた先には蒜山三座。

そしてかすかに見える線路跡。

どこに?

ここに。

終着駅「山守駅」は現在、駅舎も残されていないそうです。

蒜山高原、更にその先の勝山まで延伸すれば山陰地方と山陽地方を繋ぐ架け橋になったんだろうけどなぁ…とふと考えてしまいました。

ここから折返し再びトンネル内を通ってゴール地点の泰久寺駅跡へ。

非現実的な情景は、まるで本や映画の世界に迷い込んだようでした。

幻想的で心休まる場所「旧国鉄倉吉線廃線跡

今年度のツアーは終了しました。

11月末で観光案内所も閉鎖されます。

春になればツアーが再開されるそうです。

廃線跡沿いの関金温泉や倉吉市内の白壁土蔵群など多くの観光名所がある山陰地方は魅力的な街です。

一人でも多くの方が足を運んで下さることを望んでいます。

ほとんどの方が送迎バスで関金都市交流センターまで戻りましたが、私は路線バスで倉吉駅まで戻り、次なる場所へ移動しました。※路線バスに乗車した人は私を含め4人でした。

二人連れの女性は、これから鳥取砂丘に行くという。

思い思いの場所へ!

capydayo.hatenablog.com

 

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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