自由な旅人ケイちゃんです。
2年ぶりに帰ってきました「STOMPストンプ」日本公演。
前に観たときの衝撃が忘れられなくて「あのリズムを、もう一度全身で浴びたい!」
そう願っていたら本当にまた来てくれました。
ありがとう!ストンプ!ようこそ、日本!
ご存じの方も多いと思いますが、ストンプは楽器を使わない音楽集団。
いや、正確には”楽器じゃないものを楽器にしちゃう”天才たち。
バケツ、デッキブラシ、ゴミ箱のふた…。
もう掃除道具置き場がそのままステージ。


彼らが手にすると、ただのゴミ箱のふたがシンバルに、デッキブラシがドラムスティックに早変わり。
私たちの生活用品が、あんなにカッコよく音を鳴らすなんて!
しかも、パフォーマー8人全員、腕の筋肉が芸術作品のように美しい。
音より先に筋肉にリズムを刻まれている気分。
「ひゃーっ💛」と心の声を必死に飲み込みながら、目はしっかりガン見。
音楽を楽しみに行ったのに、気づいたら筋肉フェスティバルの観覧者になっていました。
リズムもすごいけど、観客を笑わせる小ネタも散りばめられていて、ただカッコいいだけじゃない。
無言のまま観客を巻き込み、ちょっとした動作でクスっと笑わせる。
音楽だけでなく、人間の遊び心まで伝わってくるのがストンプの魅力!
客席も手拍子や足踏みで参加して、終わる頃にはみんな一緒に一つの”楽団”になったような気分でした。
さて、リズムでお腹が空いたところで晩御飯。
選んだのはーーシンガポール発祥の「カヤトースト」。
なぜ突然シンガポール?と聞かれたら「なんとなく南国に逃げたくなったから」としか答えられません(笑)。
カヤジャムと呼ばれる甘~いペーストを、バターと一緒にサンドした薄切りのトースト。
ひと口かじると、ココナッツと卵の優しい香りが広がり、じゅわっと溶けるバターが追いかけてくる。
まるで「甘やかし担当」みたいなパンです。
そして飲み物はもちろん練乳たっぷりのシンガポールコーヒー。
甘い、甘い、甘すぎる!
でも、ストンプで心拍数が上がりまくったあとには、この糖分の直撃がちょうどいい。
リズムで燃やしたカロリー、即、補給完了!
こうして「筋肉とリズムに酔いしれた夜」は、「カヤトーストと練乳コーヒーの甘やかしセット」で締めくくられました。
考えてみれば、ストンプの舞台もカヤトーストも、身近なものをちょっと違う角度で楽しむという点で似ているのかもしれません。
掃除道具が楽器になり、パンとジャムが異国の名物になる。
視点を変えるだけで、日常が旅に変わるんだなあとしみじみ。
2年前に観たときと同じ演目もありましたが、不思議とまったく同じ体験にならず、新鮮で、より深く心に響きました。
旅もそうですが、そのときの自分の心境や状況によって、見える景色は違ってくるんですよね。
こうして「リズムに心はずみ、甘さにほどける夜」は幕を閉じました。
また、2年後、あるいはもっと先でも、ストンプが日本にやって来たら必ず観に行くつもりです。
その時はどんなご飯と組み合わせようかなーーそんな小さな楽しみも旅人の密かな計画です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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