自由な旅人ケイちゃんです。
今回は二泊三日で愛知県をぶらり旅。
1日目は名古屋の「文化のみち」を歩いてきました。
静かな町並みとレトロな建物に囲まれて、気づけば時間ものんびりモードに。
今日は前編として、春田鉄次郎邸までの道のりをお届けします。
名古屋観光ルートバス「メーグル」でスタート
名古屋市内の公共交通機関に詳しくなくても、目的の観光スポットまで行くことができる観光ルートバス「メーグル」。
一日乗り放題の1DAYチケットもあり、オトクに名古屋市内のいろんな観光スポットを巡ることができます。
運行日:火曜~日曜
運休日:月曜・年末年始(12/29~1/3)
運行時間:土・日・休日/20~40分に1本
平日 /30分~1時間に1本
料金:1乗車 大人210円 小児 100円
1DAYチケット大人 500円 小児 250円
※2025年7月現在
名古屋市役所本庁舎
まずは名古屋観光ルートバス「メーグル」に乗って、名古屋市役所前で下車。
日曜だったので中には入れなかったけど、外観だけでも十分見応えアリ。
昭和8年(1933)建築の帝冠様式(和風屋根+西洋建築)が特徴。
重厚で威厳のある建物に思わずパシャリ。
緑青色の屋根瓦には、しゃちほこがいるらしい。
名古屋らしさ満点!
愛知県庁本庁舎
すぐ隣に立つのが愛知県庁本庁舎。
屋上の和風屋根が目を引きます。
中は非公開だけど、外壁の細かな装飾が美しい。
名古屋市役所と並ぶ姿は迫力満点で外からでもじっくり楽しめました。
名古屋市市政資料館
続いて徒歩(約13分ほど)で向かったのが名古屋市市政資料館。
大正11年(1922)に建てられたネオ・バロック様式の建物で、元は裁判所だった場所。
赤煉瓦に白い石(花崗岩)のライン。
ドーム・上屋の緑の銅板、屋根のスレートの黒。
いかにも荘厳で華やかなネオ・バロック様式。


中に入ると、大階段が広がり頭上のステンドグラスがとにかく美しい。
ドラマロケで使われたこともあったようで館内はレトロでとにかく映える。
ちょうど結婚式の前撮りをされており、とっても綺麗で素敵でした♪
お幸せに!
法廷跡も残っていて、昔の裁判風景をイメージできる貴重な空間。
洋館好きには必見の場所です。
思いがけない寄り道
資料館を出て、旧豊田佐助邸へ向かう途中、ふと目に留まったのは立派なケヤキの大木。
「なんだろう?」と近づいてみたら、そこはカトリック主税町(ちからまち)教会でした。
静かなたたずまいの中にそっと建つ白い聖堂と鐘楼が、まるで絵本のワンシーンのよう。
中には入りませんでしたが、通りすがりに出会えた偶然に、ちょっと心が和みました。
旧豊田左助邸
次に訪れたのが旧豊田佐助邸。


トヨタグループの創業者・豊田佐吉の弟、佐助の旧宅で、大正12年(1923)に建てられた和洋折衷の邸宅。


洋風の応接間と和室が一つの建物にうまく調和。
応接間の天井や照明も優雅ですが、見逃せないのが換気口。


さりげなく入った「とよだ」の文字。
最初は装飾かと思ったけど、よくみると…「と・よ・だ」って!
えっ?これ、遊び心?ってひとりで声出しそうになりました。
まさか換気口で名前を主張してくるとは、さすが豊田家。
洋館なのに和室の畳。
洋と和の対比がおもしろい。


夏の涼しさ対策。
夏障子(葦戸)は風通しが良く涼しい。
風通しと明かり調節の波型無双連子は100年経ってもスムーズに開閉できた。
建物好きなら必ず立ち寄りたい一軒。
旧春田鉄次郎邸
前編ラストは、すぐ隣にある旧春田鉄次郎邸。
陶磁器の貿易商として活躍した春田氏が大正13年に建てた和の要素を取り入れた洋館風建築。
ここで印象に残ったのは、昔の電気系統の分電盤。
今では見かけない黒いスイッチと陶器製のヒューズが並び、当時の生活と技術を感じさせる貴重な展示でした。
さらに、朽木(くちき)の欄間の造形美に思わず見とれてしまいました。
自然な形の曲がりがそのまま生かされていて、機械加工では出せない優しさがあります。
光の入り具合によって形が変わっていく。
春田さんの遊び心がここにあった。
そして感動したのが落とし鍵。
二重ロックの原点だわ。
カチッと手で落とす金具の手応えと音に、昔の家の知恵と美しさがぎゅっと詰まっていました。
次回予告
後編では、文化のみち撞木館でのカフェタイムや二葉館の美しいステンドグラス、さらに写真映えスポット紹介も含めてお届します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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