自由な旅人ケイちゃんです。
この日のスタートは、鳥取駅。
9時47分発、JR因美線。
若桜鉄道へは郡家(こおげ)駅から入るのだけれど、この列車、ありがたいことに若桜駅まで直通運転。
乗り換えなし。
ローカル線初心者にもやさしい。
そして、目の前に現れたのは
あの憧れの列車――若桜号。


木のぬくもりを感じる内装に、どこか懐かしい配色。
「これこれ、これに乗りたかったのよ」
座った瞬間から、ワクワクとドキドキが止まらない。




あいにくの天気で、外は霧がかっていたけれど、それがまたいい。
郡家駅を過ぎて、若桜鉄道区間に入ったところで、車掌さんから1日フリー切符を購入。

通常760円のところ、キャンペーン中で 500円!
安い。
ありがたい。
もうこの時点で、気分は上々。
田んぼ、山、集落。
どこまでも続く、のどかな風景。




派手な景色じゃない。
でも、心がほどけていく。
乗ってるだけで楽しい。
ローカル線って、ほんとそれ。
10時37分、終点・若桜駅に到着。

ここからは若桜宿の街歩き。
まずは、白壁土蔵が並ぶ蔵通りへ。
こちらは、若桜の商いの歴史を感じられる通りで、写真好きにはたまらないエリア。


そこから、昔の宿場町の面影が残る仮屋(かりや)通り。
江戸時代から続く通りで、かつては参勤交代の大名や旅人が行き交った場所。
落ち着いた町並みが、静かに迎えてくれる。


カリヤとは道路に突き出したひさしのこと。
どんなに大雪が降っても、このひさしの下を歩くことができ、豪雪地帯ならではのアイデアが今もその形を残してます。
立ち寄ったのは、
・昭和おもちゃ館


昭和おもちゃ館では、
「これ、家にあった!」
「これ、駄菓子屋で見た!」
の連続。


懐かしさに抗えず、駄菓子をしっかり大人買い。

ここで問題発生。
のんびりしすぎて、乗る予定の列車に乗り遅れる。
次の列車……2時間後。
でたぁ、ローカル線あるある。
でもね、これも想定内。
慌てない、慌てない。
若桜駅にある、駅カフェレトロへ。
ここは、待合室+ライブラリー+カフェが一体になった空間。




古い駅舎を活かしつつ、おしゃれで落ち着いた雰囲気。
本を読んだり、ぼーっとしたり、時間がゆっくり流れていく。

「列車に乗り遅れたのに、悪くない」
むしろ、正解だったかもしれない。
そして帰りの列車。
やってきたのは、赤い 八頭(やず)号。
これまた、かわいい。
写真、撮りまくり。


途中、隼駅で下車。
ここは、スズキのバイク「隼(はやぶさ)」の聖地としても知られる駅。
無人駅だけれど、全国からファンが訪れる、

駅から徒歩5分。
廃校を活用した 隼Lab.へ。
カフェやショップ、レンタルスペース等、地域に根付いたコミュニティスペース。
その中にある”カフェダイニングSAN”でお昼ごはん。
店内は広々。
椅子席と、コタツ席。


もちろん選ぶのは――
コタツ。
頼んだのは、
・アップルチークスグリルサンド
・ゴロゴロフルーツポンチティ
カリカリの食パンに、りんごと豚肉。

「え、合うの?」と思ったら、これが、合う。
めちゃくちゃ、合う。
フルーツティを飲み終えたカップを見ると、マジックで書かれたメッセージ。
「寒い中、汽車にゆられて来てくださってありがとうございます」

……うるっ。
実は、列車に乗り遅れた時点で「オーダーストップに間に合わないかも」と一本電話を入れていた。
どうやら、その電話の主が私だと、気づいてくれたみたい。
やさしさ、直撃。
気づいたら
トナカイティラミスを追加注文していた。

感情と胃袋は、連動する。
閉店までのんびり過ごし、隼駅で一人、列車を待つ。


小さな無人駅。
誰もいない。
静かで、ちょっと心細くて、でも懐かしい。
昔の駅って、こんな空気だったよね。
やってきた帰りの列車は、なんと 若桜号+隼号の2両編成。




ここで、まさかのコンプリート。
なぜ2両?と思ったら、途中の 八頭高校前駅で、高校生がどっと乗ってくる。
なるほど、生活路線。
夕方には天気も回復。
山、田んぼ、集落。
行きとはまた違う、明るい車窓。
乗り遅れた列車。
待った2時間。
たまたま入ったカフェ。
全部ひっくるめて、この旅の大事な一部になった。
ローカル線は、予定どおりいかないから、面白い。
若桜鉄道、
乗ってるだけで、ワクワクドキドキでした。
今回の旅メモ
お目当て
若桜鉄道のローカル線旅
利用路線
・JR因美線(鳥取駅 → 若桜駅/直通運転)
・若桜鉄道
乗車列車
・若桜号
・八頭号
・隼号(※帰りは若桜号+隼号の2両編成)
切符
若桜鉄道 1日フリー切符
(通常760円 → キャンペーン中で500円)
立ち寄りスポット
・すなば珈琲(鳥取)
・若桜宿(刈谷通り・蔵通り)
・若桜民工芸館
・昭和おもちゃ館
・駅カフェレトロ(若桜駅)
・隼Lab
・カフェダイニングSAN(隼駅)
食べたもの
・昔ながらのプリンと珈琲
・アップルチークスグリルサンド
・ゴロゴロフルーツポンチティ
・トナカイティラミス
泊まった宿
鳥取グリーンホテルモーリス
(駅近・大浴場あり・フリースペース充実)
ひとこと
予定どおりにいかないのが、ローカル線。
でもそのおかげで、景色も、人のやさしさも、
ゆっくり味わう旅になりました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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