自由な旅人ケイちゃんです。
米国の日本庭園専門誌にランクインしている山本亭に行くために、はじめて降り立った葛飾柴又。
山本亭の庭園をみながら、居心地の良い畳の居間で癒された。
続いて向かうは、やっぱり柴又と言えば寅さん。
熱烈なファンというわけではないが、学生時代、お正月に帰省したら必ず母に誘われた。
「〇子、寅さん行く?」
当時、正月映画の定番だった山田洋次監督の「寅さん」
タイトルは「男はつらいよ ○○○○」だった。
母と一緒に、ちゃり(自転車)で映画館に向かう。
当時できた唯一の親孝行。
映画の中で寅さんが登場すると、笑いがこぼれる。
笑いの中に人生の孤独や人と人の繋がりの大切さが描かれた名作だった。
そんなことを思い出しながら『寅さん記念館』へと向かった。
東京都葛飾区柴又6丁目22-19
TEL:03-3657-3455
入館料金 一般 500円
小中学生 300円
シニア(65才以上) 400円
開館時間 午前9時~午後5時
休 館 日 第3火曜日
12月第3火・水・木曜
※年末年始は営業
【寅さん記念館&山本亭セット料金】
一般:600円→550円
シニア:500円→450円
やっぱりセット券を買っておけば良かった。
入ってすぐの部屋に、しばし見惚れた。
「寅さん」をイメージして作られた絵画を投影。
音楽とともに、映画「男はつらいよ」の世界が広がる。
寅さんの少年時代から故郷へ舞い戻るまでの物語を、倍賞千恵子さんのナレーションでたどることができる。
実際の撮影に使用したセットを大船撮影所から移設。
お茶の間では撮影した名場面集を観ることができる。
寅さんとの掛け合いは、映画の見どころの一つだった。
寅さんの実家「くるまや」を1/16のスケールで再現。
意外と大きな間取りだったんだと改めて思う。
マドンナの中には懐かしい女優さんがたくさん!
駅員が切符を切っていた時代の駅舎を再現。
人車は寅さんとは直接関係ないが、柴又の昔の様子を窺う郷土資料的な展示物。
私が子どもの頃の列車は、こんな感じだった。
昭和生まれは、既に生きた化石なんだろうか(^^;
あれこれコーナーでは、実際に使用されていた衣装やトランクなどが展示。
寅さんって、ちゃーんとパスポートを持っていたんだ。
寅さんが恋心を抱いた歴代マドンナたち。
映画では、ほぼ失恋か、身を引いていく寅さん。
様々な悩みを抱えながら生きていたマドンナたちは、今、幸せに暮らしているのだろうか?
映画の中での寅さんが本当にイイこと言うのよ。
他にもたくさん貼ってあって、本当にそうだな~と感じるセリフばかり。
『寅さん記念館』は、映画を観たことある人には懐かしい場所。
観たことない人はきっと一度観たくなると思う。
『寅さん記念館』とは趣が違い、山田監督の生い立ちや映画観などが分かります。
山田監督の映画作りの土台となった松竹大船撮影所のジオラマやカメラ、照明機材などが展示されていました。
大きなポータブル映写機とフィルム。
映画の撮影ってやっぱりスケールがデカい。
山田監督の82作目「小さいおうち」
女中のタキを演じた黒木華が、第64回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(女優賞)に輝いた。
地味な顔立ちの女優さんだと思ったけど、素朴な雰囲気がとっても魅力的だった。
両施設の間にある中庭のタイルは日本地図。
ロケ地の風景がデザインされていました。
無料休憩室がありそこで休憩も可能です。
が、そのままTORAsan cafeに吸い込まれた。
吸い込まれるような立地なのよ(^^;
事前に注文、決済して着席します。
後から気づいたが、寅さんにまつわる飲み物もあったらしい。
目の前に飾ってあったザッハトルテを食らう。美味い😋
テラス席もあって春になったら気持ち良さげ。
母と過ごした時間を静かに懐かしむ時。
あっ、母はまだ生きております。
「さあ、帰ろう」
駅に向かう途中、商店街らしき道があり、なんだなんだと吸い込まれた。
人・人・人!
どこから湧いて来たんだ?
お煎餅屋さん、漬物屋さんやだんご屋さんがあったりと美味しそうなお店が多い。
撮影NGと貼り紙がある店もあり、撮影には気を使った(^^;
行列の先には大きな寺院あり。
前へ倣えで、並んだわよ。
並んでいる時に調べたら日蓮宗の寺院で彫刻がとっても美しいんだとさ。
お正月も中旬なのに、この行列(^^;
いち抜けた。
寺院内をぐるっと周る。
なんだかとっても美しい寺院だったな。
柴又駅も寅さん一色。
多くの人が訪れ日本でも人気の街なんだと実感しました。
いい一日だった。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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