自由な旅人ケイちゃんです。
以前、このブログで
我が家に突然現れたアシダカ軍曹の話を書いた。
あの見た目だけで人間を後ずさりさせる、かなり大型のクモです。
ところが、その後。
軍曹の姿を見かけることはなくなった。
どうやら我が家での任務を終え、自ら新天地へ異動されたらしい。
……そういうことにしておこう。
そして、軍曹がいなくなった我が家に、実は別のクモがひっそりと暮らしていた。
その名も、
ハエトリグモ。
軍曹とは違って、とっても小さい。
しかも、よく見ると意外と愛嬌がある。
ハエトリグモは、その名のとおりハエなどの小さな虫を食べてくれる益虫。
人間に害を与えるようなクモではない。
そして、私が個人的に好きなのが、その動き。
トコトコトコ……
と歩いていたかと思うと、
ピタッ。
と止まる。
そしてまた、
トコトコトコ……
ピタッ。
なんともマイペースなのである。
「急いでないので」
と言わんばかりだ。

そんな、我が家のハエトリグモ。
どうやら、ぽてがリビングの網戸に鼻をくっつけて、外の匂いをクンクン嗅ぐせいで、網戸の目が少し開くらしい。
その隙間から、時々小さな虫が侵入してくる。
ぽてとしては、
「お外の情報収集です」
くらいのつもりなのだろうが、
結果として我が家に虫を招き入れるという、
大型犬による虫の入国管理のザル化が起きている。
そんなある日。
床を歩いていた、ハエトリグモ。
そこには、伏せをしていたぽて。
ハエトリグモは、
トコトコトコ……
と、ぽての目の前を横切っていく。
ぽて、
「ん?」
と気づく。
そして鼻を近づけ、
ふんふん……。
「なんだろー?」
と、興味津々。

ハエトリグモは、そんなことにはお構いなし。
トコトコトコ……
と進む。
すると、ぽての鼻息が、
フンッ!
ハエトリグモ、ちょっと吹き飛ぶ。
それでもめげない。
トコトコ……
そして、
ピタッ。
ぽて、
「……なんだろー?」
再び鼻を近づける。
ふんふん……。
そして、また鼻息。
フンッ!

ハエトリグモ、
「…………。」
それでも歩く。
トコトコトコ……
なんという根性だ。
しかし。
ここで、ハエトリグモにとって、
予想もしなかった運命が待っていた。
ぽてが、
パクッ。
……。
…………。
ハエトリグモ、
殉職。
まさかの、
ぽての胃袋へ転属。
益虫として、ひっそりと我が家の害虫対策に貢献してくれていたのに。
最後は、ぽての好奇心によって、その生涯を終えたのであった。
合掌。
軍曹は自ら新天地へ異動。
ハエトリグモは、ぽてにスカウトされて胃袋へ。
我が家のクモ事情。
どうやら、なかなか落ち着かない。
そして今日も、ぽては網戸に鼻を押しつけている。
クンクン……。
お願いだから、これ以上、
新しい虫を我が家に招待しないでください。
特に、
軍曹の後任だけは募集していません。(笑)
最後までお読みいただきありがとうございました。
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