自由な旅人ケイちゃんです。
― 大切に住み継がれた家と、おにぎりで満たされる心 ―
土曜日。
この日はちゃんと「お休みの日」。
向かったのは旧安田楠雄邸庭園。
OPENの10時半に合わせて到着し、
10時40分からのガイドさんの話にも参加した。
説明を聞きながら歩くことで、
ただ眺めるだけでは気づかないことが、少しずつ見えてくる。
この家、もともとは
豊島園の創始者・藤田好三郎氏が建てた邸宅。
「自分が住む家」として、とことんこだわり抜いた建物だそう。
その家を受け継いだのが安田財閥の安田善四郎氏、そして最後の楠雄氏。
“住み継ぐ”というより、“想いごとを大切に守ってきた”という言葉がしっくりくる。


旧安田楠雄邸庭園
一般公開:水・木曜日
※イベントにより連続公開あり
時間:10:30~16:00
入館料:大人500円
中高生200円
小学生以下無料
交通:東京メトロ千代田線
千駄木駅1番出口徒歩7分
まず心に残ったのが、
残月の間へと続く畳廊下。
まっすぐに、静かに伸びる廊下は、
この建物が奥行きある構成で造られていることを、
歩くことで実感させてくれる。
自然と歩幅が小さくなり、
足音まで控えめになる。
ここでは、急ぐ理由が見つからない。

この邸宅は、
和の空間を基調としながら、
大正時代らしく、洋の要素や当時の新しい技術も柔軟に取り入れている。

ピアノ横の蓄音機は現役
蓄音機の音色を聴くイベントあり
印象的だったのが、台所。
現在の姿は、
楠雄氏の結婚を機に、夫人のために改修されたもので、
当時としてはかなり先進的な
アイランド型キッチンになっている。

天井から光を取り込んでいるのも印象的
格式ある邸宅でありながら、
「使う人」に合わせて手を入れていく。
この家が、
展示のための建物ではなく、
実際に暮らされてきた住まいだったことが、
ここからも伝わってくる。
ふと窓に目を向けると、
外の光が、ほんの少し揺れて見えた。
大正期のガラス。
今のガラスのように均一ではなく、
わずかな歪みがあるからこそ、
景色にやさしい輪郭が生まれる。
そのゆらぎを眺めていると、
この家の中に流れてきた時間まで、
一緒に揺れているような気がした。


建てた人のこだわり。
住み継いだ人たちへの配慮。
そして、それを大切に守ってきた時間。
旧安田楠雄邸庭園は、
「見学する場所」というより、
そっとお邪魔したい場所だった。






左)水屋 右)応接間入口

さて、心が満たされたところで、次はお腹。
雑司ヶ谷のおにぎり・とん汁 山太郎へ。
なる (id:narutabi)さんが「美味しかったー!」と書いていた、あのお店。

12時20分到着で6名待ち、私は7番目。
入店まで約25分。
待っている間も、
「これはきっと間違いない」という根拠のない確信があった。
L字カウンター6席と、
小さなテーブル席が1つ。
先に注文と会計を済ませてから着席するスタイル。
目の前でおにぎりが握られていくのを眺める時間、最高。


悩みに悩んで選んだのは
・肉そぼろ卵黄
・明太マヨクリームチーズ
それに、とん汁。
肉そぼろ卵黄。
甘辛そぼろと、とろける卵黄。
はい、反則。
自然と笑みがこぼれるやつ。
明太マヨクリームチーズ。
美味しいに決まってる王道。
期待を裏切らないどころか、
ちゃんと期待を超えてくる。

とん汁は、
大ぶりのお肉と根菜たっぷり。
体の芯から温まる。

そして何より、
店主さんの声かけが優しい。
常に店員さんの動きに
「ありがとう」の言葉。
お客さんが帰る時には
「ありがとうございます」
「行ってらっしゃい」
「寒いのでお気をつけて」
外は行列、心の中はきっと大忙し。
その余裕のなさを、こちらに感じさせない。
あっぱれ、という言葉が浮かんだ。
ちなみに、
レジで教えてもらったのだけれど、
私が選んだ2つのおにぎりは、
人気1位と2位なんだそう。
…でしょうね(^^)
また来よう。
今度は、別の組み合わせでも。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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