自由な旅人ケイちゃんです。
旅の三日目、松本から甲府へ移動して夜の匂いをかすかにまとったままチェックインしたのが城のホテル甲府。
甲府駅前に立つ新しいホテルで、名前の通り「お城」に寄りそうようなロケーション。

しかし、ここだけの話、私はこの日、実はそんなに期待していなかった。
なぜってーー予約したのが「格安プラン」。
”安い”=”必要最低限の部屋”というイメージが勝手に頭の中で完成しており、「寝られればいいか」くらいの気持ちでフロントに向かった。
ところが、
キーを受け取って部屋番号を見た瞬間、思考が一瞬フリーズした。
……12階?最上階?……もしかしてトレインビュー?
期待していなかったぶん、驚きと喜びがセットで胸にドーンと来た。
これはもう、ホテル側からの「旅、楽しんでいってね」のサプライズとしか思えない。
部屋に入ってカーテンを開ける。
眼下に甲府駅の線路が広がり、電車がスッと走り抜ける。
列車がスッと走り抜けるたび、部屋の窓は静かに光を受けとめる。
音はほとんど気にならない。

格安プランでこんな景色が見られるとは思っていなかったから、なんだか”得した気分”を通り越して、もはや”当たりくじを引いた感”。
松本さんぽの余韻を抱えながら、この景色を眺めるひとときは、本当にご褒美だった。




そして、もうひとつの大当たりは13階の大浴場と露天風呂。
最上階のさらに上、というだけで贅沢なのに、露天から見る夜景が静かで美しい。
脱衣所を抜けて浴場に入ると、まず天井の高さに驚いた、
空間の広がりって、それだけで疲れを癒してくれる。
そして何より…露天風呂の眺め!
甲府のまち明かりが遠くにぽつぽつと光り、夜の山影がしずかに横たわる。
風が通るたびに「あぁ、来てよかった」と声に出そうになる。




※脱衣所・お風呂内はもちろん撮影禁止。13階の展望室と休憩所の写真のみです。
お湯に浸かりながら街を見下ろすという贅沢、これぞ旅の夜欲しいもの全部セット。
松本で歩き倒して、足がじわ~っと回復していくのがわかる。
露天で風に当たる→内湯で温まる→また外の景色を眺める、の無限ループ。
たぶん誰もいなければ「ここに住みたい」と真剣に言っていたと思う。
そして、このホテルのもう一つの魅力は”静けさ”。
駅前だからうるさいかな?と思っていたけど、驚くほどしずか。
部屋の作りも新しくて、空調もやさしい音で、夜の休息を邪魔しない。
ベッドの寝心地もよくて、身体がすっと沈む。
「今日はここでしっかり休んでね」と言われているようだった。
ちなみに今回は朝ごはんなしで宿泊。
でもこれも正解だったと思う。
朝の甲府の空気を吸いながら外へ出ると、旅の一日の始まりがスッと心に入ってくる。
ホテルにとらわれず、自分のペースで動き出せる朝って悪くない。
設備も新しくて使いやすく、無駄がなくて、旅人にとって”ちょうどいい”。
「また来てもここにしよう」と思えるホテルって、意外と多くない。
でも城のホテル甲府は、その”また来たい”をしっかり残してくれた。
格安プランだったのに、最上階のトレインビュー。
空に近い露天風呂。
静かな夜と、やさしい朝。
旅人の心をそっと満たしてくれる、そんなホテルだった。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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