自由な旅人ケイちゃんです。
潜入という名のイベント参加です。
この日は、午前中に”大日本印刷”、午後から”凸版印刷”とハシゴして1日中遊ぶ学ぶ。
大日本印刷は、新宿区市ヶ谷から徒歩10分ほどに位置しています。
この辺りは大日本印刷関係の建物がたくさんありますが、その中でもダントツで大きなビルがDNP本社ビル。
イベントが開かれたのは、その先の小さな建物。
市谷の杜 本と活字館
住所 :東京都新宿区市谷加賀町1-1-1
電話: 03-6386-0555
開館時間: 10:00~18:00
休館 :月曜・火曜(祝日の場合は開館)、年末年始
アクセス:東京メトロ 市ケ谷駅 6番出口より 徒歩10分、JR市ケ谷駅より 徒歩15分
当時は、秀英舎という名称だったそうです。
大日本印刷になったのは、秀英舎と日清印刷が合併した1935年(昭和10年)。
この建物は1926年(大正15年)に建てられ、戦時中の空襲にも耐えた貴重な建造物。
2020年に本づくりの施設として一般公開されています。
私が参加したイベントは、\ありがとう4周年/杜の小さなイベント祭り~ようこそ魅惑のワークショップの世界~という長~い名称のイベント。
実際に室内にある印刷機器を使用し、4種類の作品を製作します。
回ったところに、スタンプを押してくれるのが嬉しい💛
回り方は自由なので、人が少なそうなところから回りました。
トートバック作り
メッシュ状の版に孔(あな)が空いており、孔の部分だけにインクを落として印刷するシルクスクリーン。


版の上にインクをのせて染料をスキージー(へらのようなもの)で刷ります。


均等な力とスピード感が大切。
孔が開いている部分にだけインクが落ちて印刷できます。
染料が水性なのでドライヤーで乾かします。
そこまでは自分でやって、そのあとは。
このアイロンプレス機で一気に乾かしました。※これはスタッフさんがやってくれます。
熱を加えると水性だった染料が油性に変わるんだそう。
洗濯しても色落ちしない!
プレス機の不思議発見!
ポストカード作り
白いカードに金箔を乗せ、ポストカードを製作するコーナー。
ここで登場したのは、デザインが施されたフィルム箔と箔押し機です。


熱と圧でポストカードに金箔を転写していきます。
美しいポストカードが出来上がる✨
余ったフィルム箔は持ち帰りました。
熱や圧をかけなくても両面テープやのりで再利用できるんだそう。
ノート作り
ここでは活版印刷と中綴じを体験しました。
何がすごいって、この文字版。
活字を組み合わせて印刷する活版印刷。
サイズ感が分かりづらいとは思いますが、老眼の私にはみえません。
金属活字のうち、本文用によく使用されていた9ポイントの文字セットが並んでいます。
「歳取ったらできん仕事やなぁ」と言うたら、熟練の人はみえなくても、どの文字がどこにあるか覚えていてとっても仕事が速いとのこと。
そりゃ失礼しました(^^;


写真左)
綴じられていないノートを中綴じします。
スタートボタンは2ヶ所あり、同時に押さないと動かないようにできていました。
安全対策は万全!
手を足を同時に動かす。
しっかり綴じられたノートをみて「私、めっちゃ上手やん」と自画自賛。
実は、ずれないようにスタッフさんが支えてくれています(笑)
写真右)
綴じられたノートの端っこが不揃いなので、キレイに裁断します。
これは危険を伴うのでスタッフさんのお仕事。
見事にスパーンと切れました。
綺麗に整えられたノートを持って次に移動。
ノートにデザインを施します。


版に染料を塗り、


ノートが汚れないように1枚紙をのせ圧をかけます。
ほれ、このとおり、キレイに出来上がり✨
そして、ついに自分で文字を選んで印刷する時間。
缶バッチ作り
この中から一文字のみ選びます。
制限時間2分!
確かにモタモタしている人が一人でもいたら大行列(笑)
しみじみと、全てが鏡文字。


選んだ文字をスタッフさんが印刷機に並べ印刷開始。
私が選んだ犬の文字ともう一人が選んだ文字を切り分け、缶バッチの型押しコーナーに移動しました。


みての通り。
セットされた缶に文字を押し込みます。


配置は自由なので、わざと端っこにずらしてみた💛
4つの作品を作り終え、ここから珈琲タイム♪
料金の中に本日使える喫茶券がついています。
喫茶
ホットコーヒーやカフェラテ、小さなお菓子などがありました。
地階の記録室か二階の活字ベンチでゆっくりいただくことができます。


二階の活字ベンチでのんびり過ごす。
人が立っていたので撮影できませんでしたが、このベンチ横から見ると活字版になっています。
購買
購買コーナーでは、用紙や印刷用インキ、印刷・製本などの書籍、活版印刷や特殊加工などこだわりの印刷技術で作られた「紙モノ」商品が置かれていました。
昔の活版印刷の機器もたくさん置かれており、見学だけでも楽しそうです。


秀英体という書体
「当館が保存している日本語の金属活字はすべて秀英体です」と書いてあります。
みたことある書体ですよ。
「本と活字館」は、建物も素敵ですし、展示も見応えがあります。
いろいろなワークショップも企画していますのでぜひ足を運んでみてください。
詳しくはホームぺージをご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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