自由な旅人ケイちゃんです。
先日、急きょ日帰りで三島へ行ってきました。
2月26日(土)朝、カピ友さんからカピバラ用Twitterにメッセージが届きました。「今、楽寿園。飼育員さんの話だと、風くんが何も食べれなくなっているそう。」
風くんって誰?って話です。
2009年8月10日、伊豆シャボテン公園で生まれた双子のカピバラ”風くん”と”雷くん”。
雷くんは、伊豆シャボテン公園で立派なボスカピに君臨。
風くんは、生まれて間もなく楽寿園にやってきました。
楽寿園ってどこ?って話です。
当時、楽寿園に様子をみに行ったら、放飼場にはミルクちゃんとシルクちゃんだけで風くんがいない。(当時、雌カピ2頭と雄カピの風くんの合計3頭の展示でした。)
風くんはどこ?
探すと、室内におりました。
全身みどり色の薬を塗ってもらった状態でちょこんと座っている。
そうなんです。
群れで暮らす動物は、敵とみなすと容赦ない。
小さな風くんは残念ながらケガをして治療中とのこと。
厳しい厳しい動物の世界。
心配で、心配で、年に数回様子をみに行きました。
そのうち身体も大きくなり群れと認められた風くんは、雌カピたちと仲良く暮らせるようになりました。
よかった。
その後、2頭の雌カピたちは、それぞれ違う施設へと旅立ち、風くん1頭になりました。
しばらくすると、小さな小さな仔カピが風くんのお嫁さんとしてやってきました。
メイちゃんです。
風くんは本当に優しい子です。
小さなメイちゃんをいつも守っていました。
2015/02/21撮影
2016/07/17撮影
2019/02/03撮影
この頃には、メイちゃんもずいぶん大きくなりました。
それでも、風くんは見守っています。
いつの頃からかカカア天下となりました。
厳しい人間の夫婦と一緒です。
13歳の風くんは、今ではご高齢のおじいちゃん。
最近は、カカアの尻にひかれています。
メイちゃんを頼り切っていつもくっついている風くんです。
2022/01/30
カピバラ界では、風くんとメイちゃんは、癒しのカピバラ夫婦と言われています。
1月30日に訪問した時、風くんは、ゆっくり自分で歩き、食事も摂っていました。
2月26日に情報を貰った時は、びっくりしました。
動物は食事が摂れなくなると危ないと聞いています。
連絡を貰った時は出かけていたので「27日に行きます。」と返事をしました。
でも、でも。
コロナ禍の2年間。
思うようにカピバラ遠征に行くことができなくて、会えないまま亡くなってしまったカピバラ達の顔が次々浮かぶ。
いや、明日じゃ遅いかも。
出先から新幹線に飛び乗り三島に行きました。
会えて良かった!
続けて、27日も様子をみに行きました。
風くんは室内で過ごす。
3月6日は、連絡をくれたカピ友さんが大阪から再び様子をみに行ってくれました。
この日は暖かい日で、久しぶりに放飼場に出て、のんびりお昼寝をしていたそうです。
写真と動画を送ってくれました。
今度の週末は、ケイちゃんが三島に行きます。
会いたいと思ったらすぐ行動!
やりたいと思ったらすぐ行動!
この姿勢を忘れないようにしたい残りの人生。
思い立ったが吉日!
【追記】2022年3月9日
3月8日に風くんがお空に旅立ったと発表がありました。
天寿を全うした13歳の風くん、今までありがとう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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